横島勝人近影
Graffiti
www.katsutoy.com

落書き帳
メニュー落書き帳投書箱横島勝人の演奏会スケジュール横島勝人のプロフィールトップページへ戻る
メニューの説明

ウィ―ンフィルのニュー・イヤーコンサート
クリスマスが終わって大晦日近くになると、毎年年越しの準備に忙しくなる・・・。
これは日本にいた頃に感じていたことでした。
でもウィ―ンに住んでいたときにはこの感覚になることがあまりありませんでした。
きっと街がふだんと変わらず平常通りに動いていたからだと思います。
しかも初めての元旦は普通の祝日のように過ごし、
お正月だということすら忘れていました。
(その頃は友達も知り合いも少なく、予定も何もなかったからだと思います。)

何年か経ったある年の大晦日の晩のことです。
家のテレビでベルリンフィルのジルベスタコンサートを観ていると、
なんだか外が騒がしいことに気付き、窓をあけてびっくりしました。
なんと、花火があがっていたのです。
実はその年、ウィ―ンでも珍しい高層マンション(27階建て)の26階に引っ越して
いました。そこから見える、街中のいたる所から打ち上げられた花火。
きれいでした。
ヨーロッパの大晦日は花火とバクチクでお祝いするんですね。

結局その時はベルリンフィルの続きを観ることなく、寒い中ベランダにいて、
終わるまでずーっと花火を眺めていました。
その年をきっかけに、ウイーンでのニュー・イヤーの楽しみ方を見つけることが
できるようになったと思います。
そんなあるとき、日本の知り合いを通じて、
「ウィ―ンフィルのニューイヤーコンサートを聴きたい。」という依頼がきました。
それまでは、ウィ―ンに住んでいてもニューイヤーコンサートに行く事はないだろうと思っていたのですが、依頼を受けたからには何とか手に入れようと頑張りました。
いろいろと調べた結果、「思った以上にずいぶんややこしいチケットやなぁ・・。」
というのが実感でした。
結局その依頼主はあきらめてしまいました。
それは、どこに頼んでもとてもリスクが大きいからでした。
コンサートの翌日の1月2日に翌年のチケットの予約が始まるのですが、
予約開始と同時にチケットが無くなるんです。 さらに、予約ができても
12月31日(前日)の夜中までチケットが手元に届くかどうか分からないというのです。
ウィーンフィルの定期演奏会は普通にチケットが取れるのになぜ?って
今でも思います。

そんなこんなで、ニュー・イヤーは毎年友人達を家に呼ぶようになりました。
その時にみんなで1年前の『NHK紅白歌合戦』のビデオを観ていました。
あの頃は今のようにBSもなく、日本の情報がほとんど得られない状態でしたから、
それが結構みんなの楽しみでもありました。
わいわいとなんとなく集まってきては話していたあの頃の様子は今でも思い出すと
とっても懐かしく、大切な時間だったなとしみじみ思います。
できればまたみんなで集まって、わいわいと飲んだりしゃべったリしたいものです。
【2004年12月13日】

Copyright (C) 2004 Katsuto Yokoshima. All rights reserved.
$ id: graffiti.html,v1.0 2004/06/16 10:26:00 h_maro Exp $