横島勝人近影
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ライプツィヒにて
先日、7月演奏会の打ち合わせの為ドイツのライプツィヒに行ってきました。
3月中旬でした。
実は私は花粉症なので、この時期に日本を脱出できるということは非常に嬉しいことでした。ところがライプツィヒに着いて数時間ほど経つと 鼻がムズムズしてくるではありませんか。なんとドイツにも花粉症はあったのです!
現地の人の話によると年々増えつつあり、5月がピークとのこと。でも私にとってはもうすでにピークのよう。 せっかく花粉王国日本を脱出したつもりだったんですが。

バッハ像 さて、ライプツィヒの花粉と格闘しながらも打ち合わせに出掛けました。まずホテルから10分ほど歩いた街の中心にあるニコライ教会へ。
ニコライ教会は1165年に建てられたライプツィヒで一番大きな教会です。 トーマス教会と共にバッハがカントル(その町の教会音楽を作曲し演奏する音楽監督)として生涯の大半を過ごした場所。 白い壁に美しく飾られた祭壇、バッハが弾いたであろうパイプオルガン。 ここでバッハのロ短調を演奏できる幸せを感じながらゆっくりと教会の中を歩きました。

打ち合わせを終えた後、もう一つの演奏会場であるゲヴァントハウスへ。
ヨーロッパには、ウィーンの楽友協会、ベルリンのフィルハーモニー、オランダのコンセルトヘボウと、 音楽に携わる者にとって憧れのホールがいくつかありますが、 なかでもゲヴァントハウスは世界で最も古い歴史を持つゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地です。
ここでベートーヴェンの第九を演奏するということも身が引き締まる思いです。

短い滞在だったので打ち合わせの他はどこにもいけなかったのですが、気に入っている楽譜の古本屋には行く事が出来ました。 そのお店はトーマス教会のバッハの銅像の前にあり、今回演奏するロ短調のスコアも以前ここで手に入れたものです。
このスコアと共に数ヶ月間しっかり音楽をあたためて、またここライプツィヒに帰ってこようと思っています。

第九もロ短調も歴史の重みがある場所でのコンサート、 きっとその歴史の響きは私にとっても一緒にステージに上がる皆さんにとっても 貴重な経験と大切な思い出になる事は間違いないと思っています。

【2005年4月13日】


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