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ロベルト・シューマン
5月27日に沼津交響楽団の定期演奏会で シューマンのピアノ協奏曲を演奏することになっています。 独奏は昨年日本音楽コンクールピアノ部門で第1位を獲得した海瀬京子さんで、 今から彼女がどんな演奏を聞かせてくれるのか非常に楽しみにしています。

ロベルト・シューマンは1856年に亡くなったので没後150年が経ち、 世間はモーツァルト生誕250年と騒いでいますが、今年は彼の記念すべき年でもあるのです。 そのシューマンですが、小学生の頃ピアノの発表会の選曲の時、 どうしても「トロイメライ」という曲を弾きたくて、先生にお願いした記憶があるのです。 ゆったりと落ち着いたた曲で子供心に弾いていて幸せを感じていました。 そして「流浪の民」という合唱曲。この曲は中学生の時に出会った曲で 作風というか曲想がエキゾチックに感じられて、あの頃の私には結構刺激的な音楽でした。 これもやっぱり歌いたくてクラス対抗コーラスコンクールで推薦して、みんなで歌った思い出の曲です。 小中学生時に好きになった2曲がどういう訳かシューマンの曲でした。 その後も大学の卒業試験でシューマンを演奏したり、 実はヨーロッパで指揮を勉強し始めた頃にも、彼の曲を選んでいるのです。 それはハンガリーのセゲドという町で開催されたオーケストラ付の講習会で、 2曲程自由曲を決めなくてはいけませんでした。選んだのはシューマンの交響曲4番。 普段はピアノに向かって指揮を振っていたので、 その頃はオーケストラから音が出せる事ってとても貴重でした。 この大切な機会に悩まずシューマンを選びました。 うまく振れたかどうかは別として素晴らしい体験でしたが、 あの時、ベートーヴェンでもチャィコフスキーでもなかったのは、 今考えても自分でなぜ?と思ってしまいます。 もし今の自分に生徒が初めての講習会の自由曲を相談してきたら、 きっとモーツアルトかベートーヴェンを振るようにと答えるはずですから。 ちなみにもう1曲はブラームスの2番の交響曲でした。

私はどの作曲家の音楽も共感は持っていますが、 実はずっと私の心に響かせてくれていたシューマンの音の 存在があったなんて最近までまったく意識せずにいました。 今考えてもとても不思議ですが、彼の書いた音楽が子供の頃から 私の心をつかんでいたのは確かで、 これからもまた変わりなく私に喜びや幸せを与えてくれる事だと思います。

【2006年4月25日】


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