横島勝人近影
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9月28日の日記
今私はチェコとオーストリアの国境近くの中世の街並みが残る 世界遺産にも指定されている”チェスキ−・クルムロフ”に来ています。 昨日モーツァルテウムのコンサートが無事終わり、プラハに移動中。 2日後の10月1日には序曲、アリアがまったく違う演目でもう1回 レクイエムを演奏します。ザルツブルグからプラハに行く途中にこのチェスキー・クルムロフを 訪れましたが、何とも神秘的な雰囲気の漂う街で、中世そのままの街並みが今だ残っているのには 鳥肌が立つほどで、正直驚きました。何とも不思議な街をゆっくり古城のテラスからおいしい地元チェコビールを いただきながら、眺めているところです。

昨日のコンサートですが、モーツァルテウムは 音楽学校や国際的なモーツァルト研究機関が置かれているゆ由緒ある建物、そこの大ホールで演奏会は 行なわれました。大きさは客席800席ほどのホールですが、美しい装飾で飾られていて歴史を 感じました。指揮者の控え室の窓から外を眺めると中庭に古い小屋が見えます。 そうモーツァルトがオペラ魔笛を書いたあの”魔笛の小屋”です。ウィーンにあったものを ここモーツァルテウムに移されたもので、モーツァルトがあの小屋で魔笛を書いたのです。 中に入ってみることにしました。中には机一つが置かれているだけで、それほど広くはありません。 シカネーダーから催促され、ここに閉じ込められて魔笛を書いたのでしょう。日頃モーツァルトを 演奏していますがやはりこのような所に来るとモーツァルトが身近に感じられ、結果演奏会では自分で 不思議なほど素直にモーツァルトの音楽だけ考えて演奏することができました。 アンコールのアヴェ・ヴェルム・コルプスが終わった瞬間、 思わず天井を見上げモーツアルトに感謝した昨日のコンサートでした。

【2006年9月28日】


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